Modular Blockchain
Modular Blockchainはブロックチェーンの役割を分担し、一部のタスクの処理に集中し、残りのタスクを別のレイヤーにアウトソースするもの
ブロックチェーンは4つのタスクに分かれる
Consensus
ブロックチェーン上のどのデータが正しく、かつ正確であると検証できるかについて、nodeが合意に至るメカニズム
トランザクションの順序や新しいブロックがチェーンに追加される方法を決定する
Execution
ブロックチェーン上のnodeがブロックチェーンの状態(state)を移行するためにトランザクションを処理する方法
コンセンサスに参加するnodeはブロックの検証前に、ブロックチェーンのコピーを使用して取引を実行し、証明する必要がある
スマートコントラクトの実行環境を提供する
Data availability
ブロックチェーンはトランザクションデータの可用性を要求するルールを採用している
ブロック生産者がネットワークピアがダウンロードして保存できるようにブロックごとのデータを公開しなければならない
Settlement
チェーンのfinality、つまりトランザクションの有効性を確定させる必要がある
取引の検証、証明の検証、紛争の仲裁を行うチェーンが必要になる
rollup(L2)はexecution layerを分離させ、残りの3つのlayerをL1に任せる形になっている
現在のEthereumにおけるモジュラー化
Sharding
Ethereumでは64のシャードチェーンが並行して動作するシャードデザインを採用
シャードはトランザクションを並行して処理したり(execution sharding)、ブロックチェーンの異なるデータのチャンクを保存する「depots」としての役割を果たしたりする(data sharding)ことが可能
Ethereumのnodeはそのシャードチェーンで公開されたデータのみを保存することになる
Rollup
Pro
Scalability
execution layerに計算を任せることによりScalabilityを向上させる
セキュリティに関してはConsensus layerのものを借りているのでセキュリティは下がらない
Polkdotと考え方は似ている??
ブロックチェーンの立ち上げやすさ
ブロックチェーンにおいて問題になりやすいセキュリティの問題を回避できる
また、初期にバリデータが集まりにくいみたいな問題も考える必要がない
Flexibility
Con
Security
そのチェーン自体の品質に問題があれば意味をなさない
Complexity
Data Availabilityの際に使用するData Availability Samplingや、ZKUを用いるvalidity proof、ORUで使用するfraud proofなどの複雑な技術を使用する必要がある
Token value
役割が限定されるため、トークンのユーティリティがなくなる可能性
Consensus layerやDA layerなどはExection layerに比べてユースケースが少ない
参考資料
Modular vs. Monolithic Blockchains